前職を3か月で退職し、求職中の海崎新太。元々大学受験で2浪した上、大学院に進学していたため社会人経験やキャリアが乏しく、現在27歳で就活は難航する。これからの生活に悩む海崎の前にリライフ研究所の職員を名乗る夜明了が現れる。夜明は海崎を社会復帰させるとして、『1年間の高校生活を送る秘密実験』に参加することを提案する。
1年間の生活費とその後の就職先の紹介のために、リライフ検証実験に参加することを決めた海崎は、2度目の高校生活を送り始める。大学院まで卒業したはずの海崎だが、テストを受ければ全教科赤点で追試の連続になり、体育ではボール投げでは肩が回らず、徒競走では足が釣って転倒する始末。
2度目の高校生活に悪戦苦闘する海崎だったが、秀才だがコミュ障でボッチ女子の日代千鶴、勉強は得意だが運動音痴なチャラ男の大神和臣、ぶっきらぼうで努力家の狩生玲奈、編入生で天然系の小野屋杏……といった個性的なクラスメイト達と共に翻弄されつつも高校生活を送るうちに、海崎の内面だけでなく周囲にも変化が起こっていく。
「引用元:Wikipedia」
不思議な薬で体だけ高校生に若返り学園生活を送っていく物語。
周りは高校生で自分だけは27歳。
そんな主人公と周りとのジェネレーションギャップを感じる場面もあり、私的には「あ~・・・そうか!!」と納得してしまうシーンがあり、自分も歳をとったな~と思い思わず苦笑いしてしまいました。
作品中では主人公は頼りになるお兄さん的なポジションで、学生生活の中で起こった問題を解決をしていきながら周囲との結束を深めていく・・・そんなストーリーです。
社会に出て、大学を浪人、会社を3ヶ月で退社とうまくいっていない主人公。
作品中に出てくる主人公のセリフは、そんな経験からくるものが多く、同級生に対して「こうであって欲しい」と願いを込めたものになっています。
作品中では、
なぜ主人公が会社を辞めたのか?
なぜ、社会復帰出来なくなってしまったのか?
会社を辞めた事についてどう思っているのか?
という主人公の過去の部分まで細かく描かれており、とても考えさせられる内容になっていました。
結構重たい内容になっており、これを実際に経験したら誰でも主人公のようになってしまうのではないかとさえ思ってしまいました。
まとめ
アプリで読める漫画だったので空き時間に読んでいましたが、その内容がとてもよく一気に読んでしまいました。
学生生活を送る主人公が自分を見つめ直し、そして同級生たちも同時に成長をしていく内容は読んでいて気持ちのいいものでした。
また、後半部分ではもやもやしていた問題も最後はハッピーエンドで終わらせてくれるというもので読み終わった後はとても気分が良かったです。
アプリ漫画なのに単行本も発売され、アニメ化までされた作品です。
読んでみると人気があった理由が分かりました。
読んでいない人はぜひ。