見た目は完全にバイクです。
しかし、驚くことにこれは自転車です。
今回はこの【SUPER73】に試乗をしてきたのでそれについて書いていきます。
電動アシスト自転車【SUPER73】試乗レポ
【SUPER73】スペック
【スペック 】
カラー:ブラック
モーター:250ワット
航続距離:60-70km
※一回の充電で走行可能な距離
※運転手の体重、道路の傾斜、地形、風などによって変わります。
※JP仕様(道路交通法に準ずるアシスト比率)
ディスプレイ:LCDディスプレイ(スピードコントロール、ペダルアシスト、
電動アシスト:変速3段階 ペダルの踏み込みで作動。
ブレーキ:油圧式ブレーキ(Tektro)
ライト:ヘッドライトとリアブレーキライト
PASセンサー:トルクセンサー
ハードウエア:ステンレス製
ペダル:合金
タイヤ:ブロックタイヤ(全地形対応)
チェーンガード:カスタムスティールデザイン
キックスタンド:合金
スロットル:なし
フレーム:スチールフレーム
重量:32kg
梱包時重量:43kg(132cm x 82cm x 32cm)
最大積載重量:125kg
バッテリー48V 14.5Ah(696ワット/時)ロック付
バッテリー充電時間:3-4時間
フロント・リアフェンダー、スプラッシュガード付
【ユニバーサルマウントブラケット 】
標準的な自転車アクセサリー(ドリンクホルダーなど)
【寸法 】
長さ(前輪の先から後輪の後ろまで):165cm
幅(ハンドルバー):63.5cm
座面までの高さ:81cm
ハンドルバーまでの高さ:96.5cm
ハンドルバー・チュービング:2.2cm
最低地上高:24cm
【バッテリー 】
防水コネクター
ロック付き
取り外して充電可能
充電量表示
重量:4kg
Panasonic製電池使用
高電流(40A)BMS使用
見た目は完全にバイクの【SUPER73】ですが、日本で販売するにあたり、電動アシストが時速24kmで切れるようになっています。
特徴としては何と言ってもその見た目。
バイクと見間違えられても仕方ありませんよね。
そして、自転車とは思えない太いタイヤでしょう。
タイヤはブロックタイヤで現場にいた方に聞いたところ、4インチもあるそうです。※(1インチ=2.54cm)
ブロックタイヤの為、もっと幅があるように見えました。
試乗した感想
良い点
さて、どんなに見た目がバイクでカッコよくても乗り物として優秀でなければ意味はありません。
そういう訳でさっそく試乗をしてみました。
とりあえず、見た目が完全にパワータイプみたいな感じだったので電動アシストを最初からマックスにしてスタートしました。
ペダルに足をのせて、軽く力を入れてみるとすぐにアシストが始まり、一気にアシスト限界値の時速24kmまでもっていかれました。
これにはさすがに驚きました。
電動アシスト自転車も様々なモデルがあり、なかには電動アシストの反応が遅かったり、アシストの力が弱かったりするモデルもあります。
しかし、【SUPER73】の電動アシストは反応が早く、何より力が強い!
タイヤが太いのもあってスピードが出ていても走行に安定感があるように感じました。
悪い点
電動アシストの反応が良く、アシストの力も強い。
走行も安定していて、操作性も悪くない。
ヘッドライトも付いていて夜間の走行もOK。
これだけをみると良い事ばかりで欠点がなさそうな【SUPER73】ですが、試乗していて1つ気になる点がありました。
それは、サスペンションが付いていない事です。
電動アシストが時速24kmで切れるといってもスピードはかなりのものです。
路上条件さえ良ければもう少しスピードは出るかもしれません。
では、路上条件が悪い所ではどうか・・・
スピードは出るかもしれませんが、スピードが上がる事によって振動が強くなります。
段差があると場所を走行していると太いタイヤで強引に衝撃を吸収するようなスタイルでした。
しかし、電動アシストを必要とする条件は「長距離を走る」、「坂道が多い」などが多いはずです。
衝撃が直接くると体に疲れが溜まってきます。
そういう意味では長距離走行に向いてるかと言われると疑問が浮かんでしまします。
【SUPER73】個人的評価
あくまで個人的なものですが、【SUPER73】についての評価をしていきます。
「人と違うものが欲しい・他人と差をつけたい」
こんな考えがある人にとっては最高の相棒となるでしょう。
街でこれを乗っている姿をみれば誰でも一度は振り向いてしまう。
そんなデザインの電動アシスト自転車です。
しかし、価格をみてみると税抜きで35万円。
かなりの高額です。
正直、これよりも安い電動アシスト自転車はありますし、性能も負けていないモデルは沢山あります。
そういった意味では絶対にこれがおすすめといえるものではありません。
ただし、先ほども言った通り、人との違いを求めるのであれば最高の相棒となるでしょう。
個人的にも価格がもうちょっと安ければ欲しいと思っています。
移動手段としてだけではなく、移動手段+ファッションとしてみるのであれば35万円という金額も高く感じないかもしれません。